世界を宇宙に 人間を星に 例えるのなら
私は一等星になろう
神様が下界を見渡したとき 贈り物を忘れられないように 眩しく強く光り輝こう
魂をいれる容器を いつか返すのなら 大切に愛情深く 宝物として扱うだろう
愛やいのちや恨みに いくつもの眠れぬ苦悶があったけれど それはこれからもあるのだろう
良くなったり 悪くなったりしながら まるでお天気が変わるように 私のシナリオも波瀾万丈だろう
そしてそれは悪くないんだろう
ずるくてもずるくても 私はシナリオを書き上げる
これは神様との約束だった
いま私を神様が殺さないのなら 私は生きていていいはずだ
うまくいかないこともあるけれど予定調和のうちだ
自分だけが死なないような気がしながらも
死ぬことが怒りで涙が出るほど怖かった 包丁で壁を刺していたあの日から 今このときも用意されていたのだろうか
ひとりの人間が ひとつの人生を完走することは 同時にある大事なことの道中でそれを手放すことである
みんな途中かけで死ぬ
作曲家はもっと多くの曲をかきたいと 画家はもっと多くの絵を遺したいといいながら死ぬが それが後世にいきるひとに 幸福の種を遺す
有終の美なんて なくていいかもね 死ぬときくらい カッコ悪くてもね
でも借りたものは返すんだ
生まれ変わっても 私に生まれるんだ だいすきなんだ
明日が来ることは 普通なんかじゃない
すべてが奇跡のように 生きて死のう
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