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TOMOMI KATO

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Tomomi Kato

神様との約束

世界を宇宙に 人間を星に 例えるのなら

私は一等星になろう


神様が下界を見渡したとき 贈り物を忘れられないように 眩しく強く光り輝こう


魂をいれる容器を いつか返すのなら 大切に愛情深く 宝物として扱うだろう


愛やいのちや恨みに いくつもの眠れぬ苦悶があったけれど それはこれからもあるのだろう

良くなったり 悪くなったりしながら まるでお天気が変わるように 私のシナリオも波瀾万丈だろう


そしてそれは悪くないんだろう


ずるくてもずるくても 私はシナリオを書き上げる


これは神様との約束だった


いま私を神様が殺さないのなら 私は生きていていいはずだ

うまくいかないこともあるけれど予定調和のうちだ


自分だけが死なないような気がしながらも

死ぬことが怒りで涙が出るほど怖かった 包丁で壁を刺していたあの日から 今このときも用意されていたのだろうか



ひとりの人間が ひとつの人生を完走することは 同時にある大事なことの道中でそれを手放すことである

みんな途中かけで死ぬ


作曲家はもっと多くの曲をかきたいと 画家はもっと多くの絵を遺したいといいながら死ぬが それが後世にいきるひとに 幸福の種を遺す


有終の美なんて なくていいかもね 死ぬときくらい カッコ悪くてもね


でも借りたものは返すんだ


生まれ変わっても 私に生まれるんだ だいすきなんだ


明日が来ることは 普通なんかじゃない

すべてが奇跡のように 生きて死のう

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